新たな種類のパンを商品化する際、試作品をこちらで評価いただいております。ここは某事務所、忌憚のない素直なご意見をいただけるので大変参考になります。試作品を試食された場合はどんなことでも情報をいただけるとありがたいです。
今回の評価対象はシュバルツブロートと米粉パンです。
シュバルツブロートについて
・酢の物を食べているような、強烈な酸味に驚きました。以前に試食したドイツパンよりも、酸味が強く感じられました。
・ドイツに行ったときに、現地で食べたパンの味を思い出しました。ずいぶん前のことですが、その時に出会ったパンの味は、まさに今回いただいたパンそのものでした。味覚というのは時間が経っても美味しいものを覚えているようです。なつかしく感じました。
・ひとことで言えば、酸っぱい。
・お肉料理と合わせたら素晴らしいな、美味しいだろうな、と思いました。味の濃いお肉料理に合わせて食べてみたいです。こってり系のお料理には、この強い酸味が合うと思います。
・おなかいっぱいになりました。お食事パンです。
・ワインと合わせてみたいです。特に、赤ワインとの相性がよさそうな感じがします。
・ポロッとほぐれるような感じで、食感は見た目よりも柔らかです。
・クリームチーズを付けて食べたら美味しそう。食べていたらチーズが欲しくなりました。
・酵母感たっぷり。ヘルシーですね。
・しっとりとしたパンの感じがいいですね。パサつかないので、食べやすいです。
・日本でこのような味には出会えないと思います。ここまで本格的なドイツパンには、なかなか出会えません。そういう意味で貴重なパンですね。
・ミネラルたっぷり、美容健康に良い、というイメージで売り出すと良いかもしれません。
・普段あまりドイツパンに慣れ親しんでいない人も多いと思うので、そういう人向けにアレンジした食べやすい工夫が加わると良いのではないでしょうか。
・ずっしりとした、身が詰まったパンですね。重たいです。
・ドイツパン初心者なのですが、できれば初心者向けのパンがあると良いのですが。
・ドライトマトを刻んで、生地に練り込んだら美味しそうな感じがします。
(総括)
強烈な酸味にインパクトを感じるようです。酸味以外の個性にも目が向くよう、いろいろ質問してみましたが、やはり酸味が全面に立って、食感、食べ応え、香り、といったポイントに関する言及は限られていたように思います。外見的には地味なので「食欲をそそる」感じではないという受け止め方も目立ちました。とはいえ、食べてみるとサワーやかな味が口いっぱいに広がり、印象がガラッと変わるようです。ドイツパンに馴染みがない人が多いので、独特の酸味について評価が分かれます。はっきりと「酸味は苦手」というひともいましたが、ライ麦パンはこういうものです、と説明すると、理解してもらえました。ちなみに、これまで頂戴したドライフルーツ系のパンと比較する声も多く、ライ麦パンを頂いたらドライフルーツを食べたくなった、という意見もありました。
米粉パンについて
・しっとりとした食感がいいですね。食べやすいです。
・もっちりとした感じが良いと思います。
・言うことなし。文句なくおいしい。
・バターとかジャムとか何も付けなくても、十分に美味しいです。
・どことなく馴染みがある味です。やはり米を使っているからでしょうか。
・ライ麦パンと比較して、あえてどちらかと問われれば、こちらを選びます。
・月並みな表現ですが、おいしい。
・ライ麦パンの強烈なインパクトには押されている感じがします。ライ麦の酸味、食感と比べると地味な感じでしょうか。でも美味しいです。
・これって、ドイツパンですか?ドイツでもお米を作っているのですね。
・バリエーションを増やせないでしょうか。米粉パンはいろいろな発展系がありそうな気がします。
・もし米粉パンを発展させるなら、甘い系の菓子パン的なアレンジもありではないでしょうか。
・ドイツパンと言うより日本パン。
・このまま食べるのがおいしいのではないでしょうか。
・おなかいっぱいになりました。
(総括)
ライ麦パンの個性に比べると、こちらは大人しい印象です。米粉ゆえの親しみやすさ、という点で高評価を得ていました。お茶碗でご飯を食べるような感覚で、違和感なく、だれのお口にも合う普遍性があるようです。もともとの甘みも良かったようで、特に女子たちが評価していました。今後の発展が期待される商品だと思います。食べ方のアレンジもいろいろ工夫する余地があるように思われました。
コメントありがとうございました。皆さんの声もお待ちしています!!